島清恋愛文学賞 第26回 島清恋愛文学賞(2020) 生のみ生のままで 綿矢りさ(著) 25歳、夏。恋人と出かけたリゾートで、逢衣(あい)は彼の幼なじみと、その彼女・彩夏(さいか)に出逢う。芸能活動をしているという彩夏は、美しい顔に不遜な態度で、不躾な視線を寄越すばかりだったが、四人で行動するうちに打ち解けてゆく。 2020.02.08 島清恋愛文学賞
直木三十五賞 第162回 直木三十五賞(2019下半期) 熱源 川越宗一(著) 故郷を奪われ、生き方を変えられた。それでもアイヌがアイヌとして生きているうちに、やりとげなければならないことがある。北海道のさらに北に浮かぶ島、樺太(サハリン)。人を拒むような極寒の地で、時代に翻弄されながら、それでも生きていくための「熱」を追い求める人々がいた。 2020.01.15 直木三十五賞
ポプラ社小説新人賞 第9回 ポプラ社小説新人賞(2019) Bとの邂逅 宮本志朋(著) 高校生・田井中広一は黙っていても、口を開いても、つねに人から馬鹿にされ、世界から浮き上がってしまう。そんな広一が「この人なら」と唯一、人間的な関心を寄せたのが美術教師の二木良平だった。 ポプラ社小説新人賞
啓文堂大賞 啓文堂大賞 文庫部門(2019) 悪寒 伊岡瞬(著) 大手製薬会社社員の藤井賢一は、不祥事の責任を取らされ、山形の系列会社に飛ばされる。鬱屈した日々を送る中、東京で娘と母と暮らす妻の倫子から届いたのは、一通の不可解なメール。 啓文堂大賞
アイリスNEOファンタジー大賞 第5回 アイリスNEOファンタジー大賞(2019) その悪役令嬢は攻略本を携えている 岩田加奈(著) 視える令嬢とつかれやすい公爵【連載】 霧谷凛(著) アイリスNEOファンタジー大賞
谷崎潤一郎賞 第55回 谷崎潤一郎賞(2019) 飛族 村田喜代子(著) かつて漁業で栄えた養生島に、女がふたりだけで暮らしている。母親のイオさんは、九十二歳。海女友達のソメ子さんも、八十八歳。六十五歳のウミ子が、ふたりを見ている。 谷崎潤一郎賞