谷崎潤一郎賞 第55回 谷崎潤一郎賞(2019) 飛族 村田喜代子(著) かつて漁業で栄えた養生島に、女がふたりだけで暮らしている。母親のイオさんは、九十二歳。海女友達のソメ子さんも、八十八歳。六十五歳のウミ子が、ふたりを見ている。 谷崎潤一郎賞
女による女のためのR-18文学賞 第18回 女による女のためのR-18文学賞(2019) 赤い星々は沈まない 月吹友香(著) 年をとっても女は女。性欲を隠さない老女を前にミサは 女による女のためのR-18文学賞
司馬遼太郎賞 第23回 司馬遼太郎賞(2019) 狼の義 新 犬養木堂伝 林新(著)堀川惠子(著) 日本に芽吹いた政党政治を守らんと、強権的な藩閥政治に抗し、腐敗した利権政治を指弾、増大する軍部と対峙し続け、5・15事件で凶弾に斃れた男・犬養木堂。文字通り立憲政治に命を賭けた男を失い、政党政治は滅び、この国は焦土と果てた…。 司馬遼太郎賞
MF文庫Jライトノベル新人賞 第15回 MF文庫Jライトノベル新人賞(2019) 探偵はもう、死んでいる 二語十(著) 高校三年生の俺・君塚君彦は、かつて名探偵の助手だった。「君、私の助手になってよ」―始まりは四年前、地上一万メートルの空の上。 MF文庫Jライトノベル新人賞
ファンタジア大賞 第32回 ファンタジア大賞(2019) スパイは甘く誘惑される。学校全員の美少女から 竹町(著) “男子”スパイ養成学校に通うアンリ=ミザエルは、常に優秀な成績を収めてきたが、とある理由により落第の危機に瀕してしまう。退学回避の条件として突きつけられたのは、渡された1000ポイントが奪われて0にならないように“女子”スパイ養成学校で一ヶ月過ごすこと。逆にスパイ少女には、アンリからポイントを得ると、学内での好成績が保証される! ファンタジア大賞
新潮新人賞 第51回 新潮新人賞(2019) 尾を喰う蛇 中西智佐乃(著) 灰白色の床の廊下は、絞られた明かりで霞んだようになっている。左側に並んでいる病室からは布団が擦れる音、くぐもった鼾、電子音、呼吸が染み出してくる。小沢興毅はアシックスのスニーカーで靄の中を割くように進んでいった。 新潮新人賞
電撃小説大賞 第26回 電撃小説大賞(2019) 声優ラジオのウラオモテ #01 夕陽とやすみは隠しきれない? 二月公(著) 偶然にも同じ高校に通う仲良し声優コンビ、夕暮夕陽と歌種やすみが教室の空気をそのままお届けしちゃう、ほんわかラジオ番組がスタート!―でも、パーソナリティふたりの素顔は、アイドル声優とは真逆も真逆、相性最悪なギャル×根暗地味子で…!? 電撃小説大賞