第40回 横溝正史ミステリ&ホラー大賞(2020)
火喰鳥
原浩(著)
八月の盆を過ぎた頃、久々に信州の実家に帰省した久喜裕二は、不可解な出来事に遭遇する。久喜家の墓石に祖父・保の名前が刻まれていたのだ。享年は八年前の日付になっていたが、保はいたって健康で暮らしていた。同時期には、久喜家に地元の新聞社から一冊の日記が届けられた。
原浩(著)
八月の盆を過ぎた頃、久々に信州の実家に帰省した久喜裕二は、不可解な出来事に遭遇する。久喜家の墓石に祖父・保の名前が刻まれていたのだ。享年は八年前の日付になっていたが、保はいたって健康で暮らしていた。同時期には、久喜家に地元の新聞社から一冊の日記が届けられた。