2020-05

読者による文学賞

第1回 読者による文学賞(2020)

どうかこの声が、あなたにとどきますように
浅葉なつ(著)

地下アイドル時代、心身に深い傷を負い、鎌倉の祖母のもとでひっそりと生活を送っていた20歳の小松奈々子。そこに突然現れたラジオ局のディレクター黒木から、番組アシスタントにスカウトされる。
日本翻訳大賞

第6回 日本翻訳大賞(2020)

アカシアは花咲く
デボラ・フォーゲル(著)
加藤有子(訳)

今世紀に入って再発見され、世界のモダニズム地図を書き換える存在として注目を集めるデボラ・フォーゲル。
暮らしの小説大賞

第7回 暮らしの小説大賞(2020)

世界から守ってくれる世界
塚本はつ歌(著)

母の手料理を捨てる父。父の嫌いなスイカを食べる母。不仲の両親の間で、二つに裂かれるような痛みを味わっている薫子。性的違和をある日突然学校でカムアウトし、姉のお下がりのセーラー服で登校し始めるクラスメイトの中鉢。
太宰治賞

第36回 太宰治賞(2020)

空芯手帳
八木詠美(著)

紙管製造会社に勤める柴田は、女性だからという理由で雑用をすべて押し付けられ、上司からはセクハラ紛いの扱いを受ける34歳。ある日、はずみで「妊娠した」と嘘を吐いたことをきっかけに、“にせ妊婦”を演じる生活が始まってしまう。しかしその設定に則った日常は思いがけず快適で、空虚な日々はにわかに活気づいていった。
松本清張賞

第27回 松本清張賞(2020)

震雷の人
千葉ともこ(著)

首都長安から遥か東北に離れる平原郡にて、郡兵の大隊長である張永(ちょうえい)は、親友の顔季明(がんきめい)と共に、馬を走らせていた。平原郡の太守・顔真卿(がんしんけい)の命を受け、彼の書を刻んだ碑「東方朔画賛碑(とうほうさくがさんひ)」の完成を確認するためだ。
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