京都文学賞 第1回 京都文学賞(2020)[更新] もう森へは行かない 改題:羅城門に啼く 松下隆一(著) 疫病が猛威をふるい、死臭にむせかえる平安朝の洛中で一生消えぬ傷を負い、人と世を呪って、盗みと殺しに明け暮れる若者がいた。 2020.03.31 京都文学賞
野性時代新人賞 第11回 小説野性時代新人賞(2020) 化け者心中 蝉谷めぐ実(著) その所業、人か鬼か―時は文政、所は江戸。当代一の人気を誇る中村座の座元から、鬼探しの依頼を受け、心優しい鳥屋の藤九郎は、かつて一世を風靡した稀代の女形・魚之助とともに真相解明に乗り出す。しかし芸に心血を注ぐ“傾奇者”たちの凄まじい執念を目の当たりにするうち、藤九郎は、人と鬼を隔てるもの、さらには足を失い失意の底で生きる魚之助の業に深く思いを致すことになり…。 2020.03.13 野性時代新人賞