笠岡市木山捷平文学選奨 第15回 笠岡市木山捷平文学選奨(2020) 川端豊子 夕焼けの音 主人公の私は五十歳の女性で家政婦をしている。夫は単身赴任で、息子は就職して家を出た。家政婦紹介所から派遣された先の女主人、片桐蕗子(七十八歳) は耳が聞こえないので、手話ができる私が抜擢された。蕗子の夫、静夫は二年前に亡くなった有名な画家だ。私が蕗子に仕えた半年間の出来事が綴られる。 2020.07.26 笠岡市木山捷平文学選奨