北日本新聞社主催の新人賞。短編小説が対象。
第55回 北日本文学賞(2021)
きぼう
谷町蛞蝓(著)
大阪の小学校で外国人児童の学習支援をする30代の「私」が主人公。ネパール出身の男の子「ラム」との生き生きとした交流から物語は始まる。仕事場の小学校では異国で苦労するラムに心を寄せる一方で、自宅の古いアパートでは過ぎていく時間を生気無くやり過ごす「私」。昔一緒に暮らした男性の思い出や、彼の日課だった宇宙ステーションの話が印象的に挿入される。
第53回 北日本文学賞(2019)
種を蒔く人
福永真也(著)
他人の土地に無断で種を蒔いた叔父に振り回される青年を主人公に、父や叔父との微妙な距離感や複雑な心の動きをつづった。
福永真也(著)
他人の土地に無断で種を蒔いた叔父に振り回される青年を主人公に、父や叔父との微妙な距離感や複雑な心の動きをつづった。
第54回 北日本文学賞(2020)
ブルームーン
逢河光乃(著)
母子家庭で育つ少女・美月と、女装して飲食店で働く叔父「ヨシオちゃん」との心の交流を軽やかにつづる。
逢河光乃(著)
母子家庭で育つ少女・美月と、女装して飲食店で働く叔父「ヨシオちゃん」との心の交流を軽やかにつづる。