第165回 芥川龍之介賞(2021上半期)

貝に続く場所にて

石沢麻依(著)
講談社

あらすじ
コロナ禍が影を落とす異国の街に、9年前の光景が重なり合う。ドイツの学術都市に暮らす私の元に、震災で行方不明になったはずの友人が現れる。人と場所の記憶に向かい合い、静謐な祈りを込めて描く鎮魂の物語。

受賞詳細ページ(日本文学振興会)

彼岸花が咲く島

李琴峰(著)
文藝春秋

あらすじ
記憶を失くした少女が流れ着いたのは、ノロが統治し、男女が違う言葉を学ぶ島だった――。不思議な世界、読む愉楽に満ちた中編小説。

受賞詳細ページ(日本文学振興会)


候補作品

「貝に続く場所にて」石沢麻依(著)
「氷柱の声」くどうれいん(著)
「水たまりで息をする」高瀬隼子(著)
「オーバーヒート」千葉雅也(著)
「彼岸花が咲く島」李琴峰(著)

第165回 芥川龍之介賞について

  • 選考委員
  • 小川洋子、奥泉光、川上弘美、島田雅彦、平野啓一郎、堀江敏幸、松浦寿輝、山田詠美、吉田修一
  • 候補数
  • 5作品
  • 賞金
  • 懐中時計、100万円
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