第166回 芥川龍之介賞(2021下半期)

大賞

出典:amazon.co.jp

ブラックボックス

砂川文次(著)
講談社

あらすじ
ずっと遠くに行きたかった。
今も行きたいと思っている。

自分の中の怒りの暴発を、なぜ止められないのだろう。
自衛隊を辞め、いまは自転車メッセンジャーの仕事に就いているサクマは、都内を今日もひた走る。

昼間走る街並みやそこかしこにあるであろう倉庫やオフィス、夜の生活の営み、どれもこれもが明け透けに見えているようで見えない。張りぼての向こう側に広がっているかもしれない実相に触れることはできない。(本書より)

気鋭の実力派作家、新境地の傑作。

受賞詳細ページ(日本文学振興会)


候補作品

「我が友、スミス」(著)
「Schoolgirl」九段理江(著)
「オン・ザ・プラネット」島口大樹(著)
「ブラックボックス」砂川文次(著)
「皆のあらばしり」乗代雄介(著)

第166回 芥川龍之介賞について

  • 選考委員
  • 小川洋子、奥泉光、川上弘美、島田雅彦、平野啓一郎、堀江敏幸、松浦寿輝、山田詠美、吉田修一
  • 候補数
  • 5作品
  • 賞金
  • 懐中時計、100万円
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