依存
矢吹鐡也(著)
講談社から2021年に発売予定
あらすじ
未婚の母として十八で真斗を産んだ香奈枝は、真斗の高校進学を機に結婚する。
しかし、幸せな日々は続かない。次第に真斗が心を閉ざし、ある日、旦那が通り魔に襲われ死亡する。
悲しみに打ちひしがれる香奈枝は、真斗の部屋で犯行に使われた包丁を見つけ、さらに失意のどん底へと突き落とされる。
真斗を守るため、香奈枝は罪を被り自首するのだが、警察は香奈枝の行動に疑念を抱く。やがて、事件を記事にした週刊誌が真相に迫る。
報復の密室
平野俊彦(著)
講談社から2021年に発売予定
あらすじ
多摩薬科大学大日方教授の娘千佳が、施錠された教室で首を吊った。警察は、自殺を装った殺人事件として捜査を始める。
千佳は生前、ミステリー賞に応募中の人物と付き合っていたという。大日方は、旧友の出版社長の協力を得て新ミステリー賞を立ち上げ、やがてその応募者の中に思わぬ人物を見出す。大日方が、学内の遺伝子組み換え実験室にその人物を呼び出そうとした時、完全な密室と化した実験室内で奇怪な第二の殺人が起こる。
第13回 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞
10月9日に第13回 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞の選考結果が発表され、大賞は「依存」と「報復の密室」の2作品に決定しました。
お2人にはトロフィーと印税、福山の特産品が贈られます。
また、2作品は島田氏指導のもと推敲し、2021年に講談社から発売予定。
選考委員:島田荘司
応募数:70作品(1次選考26作品、最終選考3作品)
賞金:印税、福山特産品
関連リンク
第13回受賞作発表!!
ばらのまち福山ミステリー文学新人賞公式サイト