第44回 すばる文学賞(2020)

コンジュジ 木崎みつ子

コンジュジ

木崎みつ子(著)
文芸誌「すばる」11月号に掲載
集英社

あらすじ
仕事を失い手首を切った父、我が子の誕生日に家を出て行った母——。小学生のせれなは、家事をしながら父のそばについているしかなかった。ある日、泥酔状態の父とともに大柄な女性が現れる。翌日、父から「今日からのこの家のお母さん」だと紹介されたが、毎朝自分で起きて誰の顔も見ずに学校に行き、帰宅して簡単な料理をつくる日々だった。そんな生活を続ける彼女はある深夜、テレビの追悼番組で初めて目にした人に心を奪われる。その男性は三十二歳でこの世を去っていた。

受賞詳細ページ(集英社)
受賞詳細ページ(集英社)

第44回 すばる文学賞の選考会が9月4日に行われ、木崎みつ子さんの「コンジュ」が受賞しました。木崎さんは1990年生まれで大阪府出身。受賞作品は文芸誌「すばる」11月号に掲載予定です。

第44回 すばる文学賞について

  • 選考委員
  • 奥泉光、金原ひとみ、川上未映子、岸本佐知子、堀江敏幸
  • 応募数
  • 1146作品
  • 賞金
  • 記念品、100万円
  • 掲載誌・発表
  • 「すばる」11月号、公式サイト
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