第2回 日本おいしい小説大賞(2020)

私のカレーを食べてください

幸村しゅう(著)
小学館

あらすじ
「お前の売りは何だ?」「私にはカレーしかありません!」――――。

古びた喫茶店の装いながら、本格的なスパイスカレーを出す「麝香猫」。そこで働く山崎成美は調理師学校に通う19歳。成美は幼い頃に両親が離婚、育ててくれた祖母も失踪してしまい、天涯孤独の身であった。

そんな彼女の運命を変えたのは、小学校の先生が作ってくれた一杯のカレーライス。成美はその味を自分でも作りたい一心で調理を始め、カレーの奥深さに戸惑いながらも、ようやくきっかけを掴みはじめていた。しかし突然、ある事情から「麝香猫」が店を閉めることになってしまい……。

理想のカレーを追い求める少女と人々の人情が織りなす、おいしい×青春×お仕事小説!

受賞詳細ページ(小説丸)


最終候補作品

「ころつけ亭へいらっしゃい」 秋田柴子(著)
「まぎわのごはん」 藤ノ木 優(著)
「山とかき氷」 村崎なぎこ(著)

第2回 日本おいしい小説大賞について

  • 選考委員
  • 山本一力、柏井壽、小山薫堂
  • 応募数
  • 134作品(最終選考4作品)
  • 賞金
  • 300万円
  • 掲載誌・発表
  • 「STORY BOX」2020年9月号
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