2020年本屋大賞

流浪の月 凪良ゆう

流浪の月

凪良ゆう(著)
東京創元社

あらすじ
あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい―。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人を巻き込みながら疾走を始める。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。

受賞詳細ページ(本屋大賞)
特設サイト(東京創元社)
インタビュー(好書好日)

2位以下

2位:「ライオンのおやつ」 小川糸(著)
3位:「線は、僕を描く」 砥上裕將(著)
4位:「ノースライト」 横山秀夫(著)
5位:「熱源」 川越宗一(著)
6位:「medium霊媒探偵城塚翡翠」 相沢沙呼(著)
7位:「夏物語」 川上未映子(著)
8位:「ムゲンのi」 知念実希人(著)
9位:「店長がバカすぎて」 早見和真(著)
10位:「むかしむかしあるところに、死体がありました。」 青柳碧人(著)


翻訳小説部門

ア-モンド ソン・ウォンピョン

アーモンド

ソン・ウォンピョン(著)
矢島暁子(訳)
祥伝社

あらすじ
扁桃体が人より小さく、怒りや恐怖を感じることができない十六歳の高校生、ユンジェ。そんな彼は、十五歳の誕生日に、目の前で祖母と母が通り魔に襲われたときも、ただ黙ってその光景を見つめているだけだった。母は、感情がわからない息子に「喜」「怒」「哀」「楽」「愛」「悪」「欲」を丸暗記されることで、なんとか“普通の子”に見えるようにと訓練してきた。だが、母は事件によって植物状態になり、ユンジェはひとりぼっちになってしまう。そんなとき現れたのが、もう一人の“怪物”、ゴニだった。激しい感情を持つその少年との出会いは、ユンジェの人生を大きく変えていく―。怪物と呼ばれた少年が愛によって変わるまで。

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発掘部門

無理難題が多すぎる 土屋賢二

無理難題が多すぎる

土屋賢二(著)
文芸春秋

あらすじ
「ぼっち席」、「幸福に目もくれない生き方」、「老人の生きる道」、「善人になる方法」、「運転免許の更新」、「住み心地の問題」、「よくわからない野球解説」、「矛盾との闘い方」など、今日もツチヤ教授のまわりには、一筋縄ではいかない無理難題がいっぱい!読めばたちまち問題解決するかも!?な傑作ユーモア・エッセイ。

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